出版社ロゴ

『零合』寄稿案内

共通事項

文芸誌『零合』(以下、「小誌」)掲載に相応しいもの。 日本語でかかれたオリジナル作品、プロアマ問わず。 同人誌・Web等での発表作品は、初回公開日・完結日のいずれか遅い方を基準とし、 「12ヶ月の末日を経過後」のみ応募可。(連載中・未完は原則として不可) ※未発表または2023年10月31日以前に発表の非商業作品。 【第6回〆切】2024年12月31日 【2022/7/4更新】 第2回からの応募は原則としてTwitterログインが必要です。 受付状況・選考結果はマイページで確認できます。 (※第1回は「投稿時のURLと紐付くアカウント」でログイン)

小説

概要
主として、1〜3万字程度の短編小説、または連載用の中編・長編小説。 連載は最大3回迄の分量とし「分冊前提」の超長編は扱わない。(上限15万字目安) 中編(3万字以上)の場合も編集部判断により一挙掲載を行う可能性あり。 ノンシリーズで原則「1冊」の分量が好ましいが、各巻で独立したシリーズ物は要検討。 原稿はプレーンテキスト(.txt形式/ルビは青空文庫注記形式)で小社規定のフォームから送付。 ※復刊・特別掲載等は上記に限らない。
謝礼等
掲載1回につき、内容に応じた小社所定の謝金。 同様に、Web掲載1作品につき、小社所定の謝金。 紙書籍・電子書籍にかかわらず書籍化時には小社所定の謝金を支払います。 書籍化時の印税は「発行部数」(刷り部数)基準とし、個々の契約を優先します。 ※性質上、電子書籍・PODは初版が存在しないため保証部数なし。
発行形態
紙書籍は、ISBN付与による書籍を「商業流通」、それ以外を「非商業流通」とし、 ①紙書籍(商業流通) + 電子書籍 *1 ②紙書籍(商業流通・POD) + 電子書籍 *2 ③紙書籍(非商業流通) *3 +電子書籍 ④紙書籍(非商業流通)のみ ⑤電子書籍のみ 上記いずれかで著者と出版契約を行い、小社所定の印税率で計算を行います。 *1 電子書籍はKDP(Amazon Kindle)のみで配信します。 *2 POD=プリント・オン・デマンド、1冊ごとにAmazonにて製本・販売。 *3 BOOTHまたは自社通販、イベント等にて販売するISBNを付与しない紙書籍。 紙版の書籍化(非POD)は、書籍の仕様等により一定以上の初版部数から商業流通を検討。

漫画・イラスト

概要
読切作品、連作は可。漫画は概ね20~40ページ以内・下限なし。 原稿はPSD/PNG/JPEG形式、サイズはB5・300dpi以上(モノクロ2階調はB6・600dpi)。 漫画など複数ファイルの場合は、オンラインストレージ等にアップロードの上、 URLを記載し、必ず「1ページ目」を添付して小社規定のフォームから送付。
謝礼等
小社所定の謝金、またはページ数に応じた原稿料。
発行形態
一定ページ数に達した場合、単行本として刊行。(詳細は「小説」の項に準ずる)
1. 著作権および著作者人格権の譲渡契約はありません。他版元様での再録時は出典(例:初出『零合』Vol.1)を示していただけると幸いです。 2. 宣伝を兼ねたSNS等での告知は積極的に行っていただけますと幸いです。情報公開の時期は完成時期に応じて調整します。 3. 原稿の二次使用(例:出版物を除くグッズ作成など)は、必ず事前打診の上、使用料・利益分配などは別途締結する双方合意の契約に基づくものとします。   但し、小誌掲載の作品を再録した「出版物」等にかかる費用は、あらかじめ謝礼等に含むものとします。 4. 一切の費用は、全額を零合舎(ラウンドゼロ株式会社)が負担します。

現在、小誌では新人賞等を行っておりません。 投稿・持ち込み作品を選考の上、掲載します。※所属作家、および表紙・ゲスト等の依頼原稿を除く。

第6回応募(要Twitterアカウント) ※アカウントをお持ちでない方のみこちらで投稿を受け付けます。(マイページ利用不可)

Q&A

文芸誌『零合』の求める表現

恋愛描写がなくても構いませんか。

構いません。女性にまつわる何らかの思いを百合と捉えるならばそれが百合です。

関係性そのものが主題でなくても構いませんか。

骨子となる物語が魅力的ならば可。 ただし作者なりの「描きたい関係性」を必須とします。(百合SF・百合ミステリ・殺伐百合など)

男女関係が含まれる、または既婚者のいる作品でもよいですか。

それが主題ではなく作劇上必要と考えられるものならば制限はありません。(社会人百合など)

登場人物が悲惨な目に遭う、またはバッドエンドの作品は認められませんか。

物語上の必然性があるならば、正方向のドラマばかりを意識する必要はありません。 ただし、敵(往々にして男性)を貶めて描くことを「女性目線」と混同した作品は多々見られます。 キャラクターを「生きた人間」と捉えた上で、エンターテイメントの説得力を意識してください。

主人公が男性でもよいですか。

原則としてNG(詳細は次項以降参照)ですが「女性に主眼を置く作品」ならば可。  ◯ 過去の時代に生きた女性の物語を、男性の主人公が伝記的に追っていく作品  △ 女性・男性それぞれの主人公の視点から、一人の女性にまつわる物語が描かれる作品  ✕ 女性同士の関係に、男性の主人公が(直接的接触にかかわらず)介入・観察する作品

男の娘・TS(性転換物・肉体的女性)の主人公でもよいですか。

前提として「男性の感情移入を最優先して人物の配置される作品」を百合と考えません。 やむを得ずそれを選ぶ際は「誰に向けた設定か」の答えを、作者は必ず用意すべきです。 それに説得力がない場合「肉体的・精神的男性が主人公の必要性は薄い」と考えます。

恋愛に対して初心な女性(少女)主人公のハーレム物を描きたいと思っています。

主人公・主観におけるハーレムとして女性を描く作品は暗黙的に百合と捉えやすいですが 「この設定なら百合」という「副次的に発生する百合」にとどまらず・こだわらず、 常に挑戦心を持ってジャンルを越境していく、既存概念に回収されない作品を求めます。

新人賞と同じように、投稿の際に心がけるべき作品の傾向・関係性はありますか。

ここはコロシアムです。何よりあなたが「これが好きだ」と思う強い気持ちをぶつけた作品をお待ちしています。

【上記は文芸誌『零合』の求める表現であり
「百合」の定義を示すものではありません】

『零合舎』について

『零合舎』(以下、「小社」)は出版社ですか。

出版社(版元)です。厳密には、ラウンドゼロ株式会社の部門としての「登録出版者」となります。

『零合』は小説誌ですか。漫画誌ですか。

小説を主とします。その中で、一冊に対して常にイラスト・漫画がいくつか掲載されているのが理想形です。

掲載される小説は純文学ですか。ライトノベルですか。

作品のジャンルには垣根を設けていません。 ドラマに重きを置いたエンターテイメント・文学的価値を包含した面白く新しい作品を望んでいます。

アマチュア作家・プロ作家は何が基準ですか。

あくまでもここでは、出版社から「紙書籍かつ単著1冊以上の刊行」がある際にプロとして扱います。 出版社は、法人格を持つ組織またはその部門による(ISBN・出版者記号を取得した)「登録出版者」を指します。

プロアマ問わずの理由はありますか。

オリジナル百合作品において、アマチュアの大半は赤字で創作活動をしているかと思います。 プロにおいても、連載を持たない限り受賞・書籍化による印税以外に活動の糧がないのが現実です。 発表の場を作ることで、作家が創作活動を持続させ、ファンと一緒に百合ジャンルを盛り上げる意図があります。 その上で、決して「アマチュア向け」にならず、将来のプロ作家も切磋琢磨できる場を目指します。

成年向け(18禁)作品の投稿は可能ですか。

現状、小誌への掲載・紙書籍化(ISBN付与の流通)は不可、電子書籍のみ可とします。 ただし、非商業流通による紙書籍の発行は検討可能です。

著者またはファンですが、二次創作を行っても構いませんか。

(個別に拒否しない限り)小社作品に関する二次創作は「全面的に許可」しております。 無償公開などSNS上での発表時は、作品名またはタグ「#0pg」を付けていただけると作家の励みになります。 同人誌など有償頒布は、差し支えなければ以下宛先へ1部ご献本いただけますと幸いです。 〒168-0081 東京都杉並区宮前4丁目26−21 2F 零合舎 宛 表現に制限は設けませんが「献本を遠慮したいような作品は作らないこと」を一つの目安としてください。 ※個人・法人にかかわらず、許諾のない商行為(例:ノベライズ・コミカライズ・翻訳・映像化・フィギュア化等)を禁じます。

持ち込み・書籍化に関して

プロ作家ですが絶版本の復刊を考えています。

他社版元様との出版契約が無効、かつ新品の入手が困難な書籍は検討いたします。 ただし、内容を精査の上で小社のカラーに合致する作品でない場合、お断りする場合がございます。

アマチュア作家ですが長期連載を考えています。

「全3回以内に完結するシリーズ作品を複数」等であれば可能な場合もあります。 企画書をいただければ柔軟に検討しますので一度ご相談ください。

プロット・ネーム(構想)段階での持ち込みは可能ですか。

可能です。ただし「実績として見せられる中・長編3作以上の執筆経験のある方」に限ります。

小説の長さ(区分)を教えてください。

小社では、短編1~3万字/中編3~6万字/長編7~12万字程度を目安とします。

連載作品の場合、掲載する分量・期間はどうなっていますか。

短編は一挙掲載、中・長編は全3回(およそ半年)で完結する作品とします。

漫画の持ち込みについてページ数の制限はありますか。

原則、読み切り作品を受け付けますが、1話完結であれば下限はありません。 例:「40P程度の短編漫画」「1話完結の12~16P漫画・全3話」など。

既存の同人誌・自費出版・電子書籍・Web小説の商業化は受け付けますか。

新たに出版契約の可能な絶版本に限り可ですが、以下基準を目安とします。(各部数は実売) 紙書籍 小説300部・漫画500部以上 電子書籍 媒体に限らず500部以上 *1 Web小説 1文字あたり1PV以上 *2 数字は1冊・1作品あたり、シリーズの際は平均値。 かつ小説は30万字以内の完結済み作品であり、今後小社にて新作を発表する意思のある場合。 *1 電子書籍の無償分(『Kindle Unlimited』等)は0.1倍として加算 例:実売300部+Unlimited3,000部の場合:300+(3000×0.1)=600部 *2 Web小説は『小説家になろう』の場合、他サービス(『カクヨム』等)は10倍換算 例:10万字の時、(『小説家になろう』50,000PV+(その他3,000PV×10))=1文字あたり0.8PV

複数名が参加した本(合同誌・アンソロジー)の商業化は受け付けますか。

掲載作品の著者全員に了承が得られる場合のみ可です。(基準は前述の項目を参照) ただし、代表者が商業化にあたって全面的に協力いただける場合に限ります。

掲載をせず書籍化したいのですが。

前述した復刊・商業化を除き、書き下ろしでの刊行は現在行っておりません。 ただし、書籍化にあたって大幅な加筆・修正や新録などは可能です。

掲載された作品は必ず書籍化されますか。

原則として、長編は紙書籍・電子書籍によるサイマル出版を目標とします。 ただし、初版部数が一定未満と見込まれる書籍などはその限りではなく、 電子書籍・非商業流通による直販のみ等とする場合があります。(前述)

掲載後、書籍化されなかった作品を自分で出版しても構いませんか。

原則として「書籍化の中止決定から12ヶ月」を経た後は可能とします。 ただし、商業書籍として他社様での出版時は、小社・著者双方の合意を必須とします。 電子書籍の配信停止・他社への移管を行う際は別途ご相談ください。 非商業・同人誌等は原則自由ですが、必ず掲載誌(初出)を示してください。

共作(例:小説の本文とイラスト、漫画の原作と作画)の持ち込みは可能ですか。

編集部を含め三者で打ち合わせ可能な環境があるなら可とします。 一者のみが窓口となる状態は、意思疎通の齟齬に繋がりかねないためご遠慮ください。

※その他、不明点はお問い合わせください。